今日の裏読み、表読み(2025/01/23)

 昨日はドルに買い戻しが優勢となった。ただ、トランプ大統領は、未だ中国や欧州、日本に対する関税政策を明らかにしておらず、引き続きこういったニュースが飛び込んでくる可能性があり注意しておきたい。
 金融政策としては、ノルゲバンクとトルコ中銀が、政策金利を公表する。 ノルゲバンクは据え置きが想定されているが、トルコ中銀は、前月に続き0.25%の利下げが想定されている。この範囲の利下げ幅に留まれば良いが、予想を上回る下げ幅となった場合、一時的なトルコ売りの機会となるリスクは留意しておきたい。
 経済指標としては、日本の12月通関ベース貿易統計とスーパー販売額、トルコ12月消費者信頼感指数、仏1月企業景況感・製造業景況感指数、加11月小売売上高、米国では、週間新規失業保険申請件数と1月カンザスシティー連銀総合・製造業活動指数、ユーロ圏1月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 注目としては、日本の12月通関ベース貿易統計は、直近立ち直りが見えており、改善が見えると一定分の円の下支えとなるか注意。米週間新規失業保険申請件数は、強弱次第も毎週のことであり、影響は限られる見通し。一方ユーロ圏1月消費者信頼感・速報値は、直近欧州経済の弱さが懸念となっているが、逆に強い結果がサプライズとなる。
 要人発言としては、日本時間本日午前11時頃、FOXニュースがトランプ大統領のインタビューを放送、またオンライン形式でダボス会議でトランプ大統領が演説する。どういった発言が出るかは不透明も、引き続き過激な発言が、相場のかく乱要因とあるリスクは、注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は、157円や157円ミドルが押さえると買いは利食いで、売っても越えるなら止めて、158.20、158.87、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は、155.36や154.78を前に下げ止まりでは売りは利食い。買っても割れるなら止めて153.70、153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0178まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、1.0345が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0257-66、1.0178、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.0457-58が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0500や1.0535-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、1.2230が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2130-61、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2377-00が押さえると買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.2450-00、1.2576、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、164.90で上値を押さえられて、直近安値を割れる展開もこれを維持する形。下値は160.96が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて159.73、159.11、158.64、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は163.22-51が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、163.81、164.55、164.90-165.10、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も上値が198.96で抑えられて、189.34まで下値を拡大も維持する形。下値は、190.47を前に下げ止まりでは売り利食いで、買っても割れるなら止めて、189.34、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、193.20が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて194.78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
 豪ドル円は、上値を98.75で抑えられて、下値を96.07まで拡大もこれを維持する形。下値は96.77が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて96.07、95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は98.51が押さえると買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、89.45まで再反発も上値を押さえれて下落が86.69まで拡大も維持される形。下値は87.60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.69、86.28、85.36、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、88.80-00が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。