昨晩は予想外に、トランプ氏が、以前から主張していた、就任初日に関税を強化するとの発言や大統領令が無かったことで、リスクオフの巻き戻しも、またぞろいずれ出てくる可能性が高く、安心するのは時期尚早であることは留意しておきたい。
本日の経済指標としては、英12月雇用統計、独ユーロ圏1月ZEW景況感調査、メキシコ12月小売売上高、加12月消費者物価指数、NZ第4期四半期消費者物価指数などが発表される。
注目は、独ユーロ圏1月ZEW景況感調査は、独経済が弱いとの思惑が優勢であることもあって、逆に強い結果がサプライズとなる。また、加12月消費者物価指数やNZ第4期四半期消費者物価指数などは、強弱次第。
その他昨日はトランプ大統領が、3件だけ大統領令に署名したようだが、今後随時新たな大統領令に署名を始める。内容次第で相場の波乱要因となることで、こういった報道には細心の注意を払って起きたい。またダボス会議からいろいろな要人発言が出て来る見通しだが、過去ダボス会議の発言が、金融市場に大きな影響を与えることはなく、サプライズがなければ、影響は限られるとみておきたい。
戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は156.58が押さえると買いは利食いで、売っても越えるなら止めて、157円や157円ミドルと売り場探しで、このストップは158.20越え。更に越えても158.87、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は、154.90-98を前に下げ止まりでは売りは利食い。買っても割れるなら止めて153.70、153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
ユーロドルは、1.0178まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、1.0257-66が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0178、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.0434-58が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0500や1.0535-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルは1.2100まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は1.2130-61が維持されると売りは利食いで、買いは1.2088-96を割れるなら止めて、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2344が押さえると買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.2377-00、1.2450-00、1.2576、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、164.90で上値を押さえられて、直近安値を割れる展開もこれを維持する形。下値は159.73が維持されると売りは利食いで、割れても159.11を前に利食い優先で、買い下がっても割れるなら止めて、158.64、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は162.31が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、162.89、163.19-51、163.81、164.55、164.90-165.10、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円も上値が198.96で抑えられて、189.34まで下値を拡大も維持する形。下値は、189.34を前に下げ止まりでは売り利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、192.02や192.41を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止め193円、194.78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
豪ドル円は、上値を98.75で抑えられて、下値を96.07まで拡大もこれを維持する形。下値は96.07が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は97.96-51が押さえると買いは利食いで、売りは超えるなら止めて99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
NZD円は、89.45まで再反発も上値を押さえれて下落が86.69まで拡大も維持される形。下値は86.69が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、86.28、85.36、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、88.74が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。