今日の裏読み、表読み(2024/12/02)

 本格的に12月入り、年最後の相場がスタートする。特にこの時期は、海外の12月決算を睨んで、様々なフローが乱舞するが、レパトリを基本とすると、欧州時間にユーロやポンドが買われ易く、米国時間でドルが買われ易くなることは、覚えておいて頂きたい。
 今週はまず前回大幅に悪化を示した米雇用統計の結果が焦点となりそうだが、加えて来週は、RBA、カナダ中銀、スイス中銀、ECB理事会、再来週はFOMC、日銀や英中銀など金融政策決定会合の結果発表を控えており、来年に向けて一定の方向感を示すのか大きな注目となる。
 本日の経済指標としては、NZ10月住宅建設許可件数、日7-9月期四半期法人企業統計調査、豪10月住宅建設許可件数・民間住宅着工許可件数、10月小売売上高、10月企業税引き前利益や企業在庫、中11月財新製造業PMI、英11月ネーションワイド住宅価格、トルコ11月製造業PMI、スイス10月実質小売売上高と11月製造業PMI、ユーロ圏各国の11月製造業PMI・改定値、英11月製造業PMI・改定値、ユーロ圏10月失業率、米国では、11月製造業PMI・改定値、11月ISM製造業景況指数と10月建設支出、メキシコ11月製造業PMIなどが発表される。
 材料は多いが、基本は各国のPMIに格差が見えるか焦点。また、米景気を睨むと11月ISM製造業景況指数の悪化が続くか注目して対応したい。
 要人発言としては、ECBが今週ブラックアウト期間入りで発言機会がないが、FOMCも週末からブラックアウト期間に入る。これを前に今週はFRB関係者の発言機会も多く、12月FOMCに向けて、ヒントとなるような発言にもしっかりと耳を傾けておきたい。

 戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が149.47まで下値を拡大。下値は、149.47が維持されると買いから入る形。割れるなら止めて149.09や148.85割れをストップに買い直し。更には148円、147.34、145.92割れをストップに買い直し。上値は150.53がを前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて151.21-58、151.96、153.24、154.22、154.75-00、155.89、156.75越えをストップに順次売り場探し。
 ユーロドルは、1.0335まで一時急落も現状はこれを維持する形。下値は1.0572や1.0457-75が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0414-25のギャップまで買い下がって、ストップは1.0385-92割れ。割れても1.0335をストップに買い直し。更に割れても1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0610が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルも1.2487まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.2613-45ゾーンが維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは1.2567割れ。割れても、1.2507-25や1.2487割れをストップに買い直し。更には1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2750が押さえると買いは利食いで、売りは1.2768越えをストップに売り上がり。超えても1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を158.04まで拡大。下値は、155.78-04が維持されると買い狙いも、割れるなら止めても157.05、156.05割れをストップに順次買い場探し。上値は、159.10が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて160.34、160.72-00越えをストップに売り直し。更には162.01-12、162.50-80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が190.16まで下値を拡大。下値は190.16が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて189.57-86割れをストップに買い直しとなる。上値は、192.48が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて193.74、194.64、194.80-00や195.55、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、102.41で上値を抑えて、下落が97.46まで下落。下値97.46が維持されると買いから入るも、割れるなら止めて96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、98.76が押さえると買いは利食いで、売りは99.23越えるなら止めて、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに売り直しとなる。
 NZD円は、92.47で上値を抑えて下落が88.47まで拡大。下値は下88.47が維持されると売りは利食い、買いは割れるなら止めて88.07、87.50、86.85割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.52が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、89.90-90.08、90.56、91.20-34、91.81-95、92.47越えをストップに順次売り直しとなる。