今日の裏読み、表読み(2024/09/10)

 昨晩は、今週の物価指数の発表を控えて、様子見ムードが残る中、円の乱高下気味の展開。
 本日も大きな材料はなく、警戒感が残る中、株価につれて円が荒れた動きを続ける可能性に注意しておきたい。
 経済指標としては、NZ4-6月期四半期製造業売上高、豪9月ウエストパック消費者信頼感指数と8月NAB企業景況感・企業信頼感指数、中8月貿易収支、独8月消費者物価指数・改定値、英8月雇用統計、トルコ7月失業率と鉱工業生産、米7月NFIB中小企業楽観度指数などが発表される。
注目度の高い指標はないが、豪州では景況感の悪化が見えた場合、利下げの思惑が高まりそう。英雇用統計は強弱次第で、米7月NFIB中小企業楽観度指数は、普段反応のない指標だが、サプライズ的に弱い結果が見えた場合、ドルに良い影響を与えない。
 その他本日も株価の動きに注意だが、今週も米国債の入札が本日から3日間実施される。入札週は、米長期金利が下げ難いことは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下落を141.70で維持して149.39まで反発も、再度141.78まで下値を拡大したがどうにか維持する形。下値は、142.65が維持されると売りは利食いで、買いは買い下がって、141.70-78割れをストップ。割れても140.25や140円割れをストップに、買い直しとなるが、こういった下落では反発があれば、反発ではしっかりと利食って置くのが安全となりそうだ。上値は、143.80-144.23ゾーンが押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、145円、146.29、147.21-35、148.27、149.39、150.89越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1202まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。下値は、1.1026-34が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0950、1.0882、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.10911を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.1155、1.1191-02をストップに売り直し。超えても1.1276をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3266まで上値拡大も更なる展開とならず、下値は、1.3067が維持されるか注目されるが、維持では売りは利食いも、買いは慎重に買い下がって、ストップは1.2974割れ。割れても1.2940、1.2882、1.2799、1.2726、1.2665、1.2613-16割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、1.3144が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3238、1.3350、1.3431.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、162.89で反発が抑えられて、157.41まで下値を拡大。下値は、157.30-48ゾーンが維持されると売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、155.17、154.42割れをストップに、順次買い直しとなる。上値は、158.73を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、159.64-80ゾーン、161円ミドル越え、162.89-19、163.88、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も193.49まで反発後、186.40まで再下落。下値は、186.40が維持される売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、184.47、182.81-06、180.11割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、188.44を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、、189.54-70、191.20、192.08、193.49、193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、90.14からの反発が99.87で押さえられる形。下値は、94.65が維持さえると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、94.09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、96.97-05が抑えると利食い優先も、売っても超えるなら止めて、97.66越えをストップ、更に超えても98.53-87、99.87-02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。
 NZD円は、83.08の安値からの反発が96.11で抑えられて87.61まで再下落。下値は、87.61が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、87.11、86.70、85.86、85.00-36割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、89.50-52が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、90.05、90.54-78、91.66、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる