今日の裏読み、表読み(2024/08/06)

 昨晩もリスク回避の動きが続いたが、どうにかNY株価指数が下げ止まりを見せたことで、一服気味。ただ、安心するのは時期尚早で、やはり戻れば、やれやれの円買いが出易いことは、留意しておきたい。
 金融政策としては、豪準備銀行が政策金利と四半期経済予測を公表する。一応第2四半期CPIが落ち着いて結果となったことで、据え置きが想定されているが、ただ、ブロックRBA総裁の記者会見を含めて、声明などで強い警戒感を残すと豪ドル相場を支えそうだ。
 本日の経済指標としては、英7月英小売連合・小売売上高調査、日本の6月全世帯家計調査・毎月勤労統計調査、スイス7月失業率と6月実質小売売上高、独6月製造業新規受注、英7月建設業PMI、ユーロ圏6月小売売上高、加6月貿易収支と米6月貿易収支などが発表される。
 大きな注目材料はないが、ユーロ圏6月小売売上高などが良好を示すと、9月利下げの思惑が後退して、ユーロ相場を支える可能性には留意しておきたい。
 その他、株価の動向には最大の注意だが、本日の3年物から米国債の入札が実施される。入札週は金利が上がり易いが、7月雇用統計の悪化で、経済の停滞感が強まる中、好調な入札となるか注目したい。

 戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が141.70まで拡大。若干スピード感が早く、やはり突っ込み売りは避けたい。押し目は、この141.70をストップに買い場探し。割れて140.25や140円割れをストップに、買い場探しとなる。上値は、144.90を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売り上がっても越えるなら止めて、147.46や148.17、150.89、151.26、153.88、155.22、156.00-27、156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86越えをストップに、順次売り場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1009まで反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は、1.1009が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1043、1.1140、1.1276をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0893の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.2841-88を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2938-43をストップに売り直し。更には1.3045、1.3143をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.2707-10を前に下げ渋りでは売りは利食い、買っても割れるなら止めて、1.2613-16割れをストップに買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。下値は、155.17や154.42割れをストップに、押し目買い。割れても153.14、151.37、148.63割れをストップに、買い直しとなる。上値は、158.77が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、160.02、160.81、161.56、162.89や163.43をストップに売場探し。超えても166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。下値は、180.10-60をストップに押し目買い。割れるなら止めて178.74、178.00-33、176.29割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、185.20を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、188.08、189.11、190.52、193.27や193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。下値は、91.36や90.14をストップに押し目買い。割れるなら止めて、89.17、87.88、86.64、86.07割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、94.22を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、96.12、97.46、98.75、100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。 
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、84.05や83.08をストップに買い場探し。割れるなら止めて、81.56、80.4479.46割れをストップに買い直し。上値は、86.02が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、87.10、88.16、89.08-17、89.96、90.86、91.53越えをストップに順次売り場探しとなる。