今日の裏読み、表読み(2024/06/07)

昨晩は、ECB理事会の結果を受けて、ドルが上下するも、週末の米雇用統計を控えて、大きな方向感にはつながらなかった。ただ、本日は米雇用統計の結果や週末のポジション調整で、一定の動きが出るか注目して対応したい。
 経済指標としては、NZ第1四半期製造業売上高、日4月全世帯家計調査、5月外貨準備高と4月景気一致指数・速報値、中5月貿易収支、独4月鉱工業生産と貿易収支、英4月ハリファックス住宅価格、仏4月国際収支、ユーロ圏第1四半期GDP・確定値、メキシコ5月消費者・生産者物価指数、加5月雇用統計、米国では5月雇用統計と4月卸売売上高・卸売在庫などが公表される。
 注目としては、各国の貿易収支や外貨準備、ユーロ圏第1四半期GDP・確定値、加雇用統計の強弱で一定の動きがあっても、影響は限られそう。焦点は米雇用統計で、特に直近の指標通り弱い結果が見えた場合、米長期金利の更なる低下から、ドルに売りが強まる可能性に留意しておきたい。また週末は欧州議会選挙の結果などが出てくるかだが、混乱も想定されており、悪いニュースが出た場合、週初からユーロ売りの反応が出てくる可能性は考慮しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、157.71から154.55で下値を維持するも、反発が156円ミドルで抑えられて、調整気味の展開。上値は156.50を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売っても超えるなら止めて、157.47-71、158.50、159.58や160.17をストップに、順次売り直しとなる。下値は、155.35を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、買っても割れるなら止めて、154.55をストップに買い直し。また割れるケースでは、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0916を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0854-59を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めるか、ストップを1.0828や1.0788-11割れとして、下げ止まりを確認しながら買う形。更に割れるケースからは、1.0760、1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2818まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2818-23を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2743-55を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度1.2681-84、1.2644、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.89まで再反発も上値を抑える形。上値は、170.29を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、170.75-89越えをストップ、更に超えても171.56をストップに売り直しとなる。下値は、168.50-00を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買いは168.09割れをストップに買い下がり。割れるなら止めて167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ポンド円は、200.75まで上値を再拡大も、更なる展開とならず、上値は、199.95を前に上げ渋りでは、買いは利食いで買いは、200.43-65-75ゾーンをストップ、超えるなら止めて、201.15や202.15越えをストップに売り直し場を探したい。下値は197.63や197.21を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、196円方向まで慎重に買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.87まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は、104.63-95を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、105.50や106円越えをストップに売り直しとなる。下値は、102.62を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、96.81まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。 上値は、96.86を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、再度97.50をストップに売り直したい。下値は、95.25-27を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めるか、95.08割れをストップ買い下がり。更に割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。