今日の裏読み、表読み(2024/05/23)

昨晩は、ドルに買い戻しも、引き続き日替わり的な動きは続いており、追いかけるのは避けて置きたい。
 金融政策としては、トルコ中銀が政策金利を公表する。据え置きが想定されており、引き続きインフレに対して警戒感を残すと見られるが、影響は限られそう。
 経済指標としては、NZ第1四半期小売売上高、日4月スーパー販売額、トルコ4月消費者信頼感指数、ユーロ圏各国の5月製造業・月サービス業PMIの速報値、英5月製造業・月サービス業PMIの速報値、メキシコ第1四半期GDP・確定値、米国では、4月建設許可件数・改定値、4月シカゴ地区連銀全米活動指数、週間新規失業保険申請件数、5月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、4月新築住宅販売件数、5月カンザスシティー連銀・総合指数、ユーロ圏5月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 注目としては、各国のPMIに格差が見えると、一定の動きが出易い。また、米国では、週間新規失業保険申請件数、ユーロ圏では5月消費者信頼感の結果次第で、一定の動きが出るだろうが、恐らくこういった動きも限定的に留まる見通し。
 その他、今日から始まるG7財務相・中央銀行総裁会議もあって、要人発言の機会も多く、注意を払う必要があるが、総じて現状の発言の踏襲であれば、影響は限られる。ただ、イエレンFRB議長が、日本の介入に懸念を示す中、G7で何か、為替相場に関して声明などに織り込まれると大注意で、特に介入に懸念が示されると、円安を強めるリスクには留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、156.78から153.60まで調整を維持して、156.81まで上値を拡大。上値は、157円前後からは慎重に売り上がって、ストップは157.50越え。超えても158円越えをストップに売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、155.85を前に下げ渋りでは利食いも、割れるなら155.25を前に利食い優先から買い下がりで、買っても割れるなら止めて、更に153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.0895を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0800前後の維持では売りは利食い、買いは1.0760割れをストップ、割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2762まで反発も上値追いは避けたい。上値は1.2762が押さえると売り狙い。超えても1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2690が維持されると売りが利食いで、買いは1.2643-46をストップに買い下がり、割れてもストップは1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、169.95まで再反発。ただ、現状は169.95が押さえると上値追い出来ず売っても、超えるなら止めて171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、169円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは、168.82割れをストップ、割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。 
 ポンド円は、199.56まで上値を再拡大も、上値追いも厳しい。反発では慎重に売り場探しとなるが、ストップは199.85や200.55越えで、順次売り直し場を探したい。下値は、198円前後が維持されると売りは利食いで、買いのストップは197.38割れ。割れても197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.57まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は104.57を前に上げ渋りでは、利食いで売っても超えるなら止めて、104.95をストップに売り直しとなる。下値は、103.49や103.00が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは102.81割れ。割れるケースからは、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、96.12まで一時上値拡大も、上値追いも厳しい。上値は、96.12を前に上げ渋りでは、買いは利食いやこれをストップに売場探し。下値は、94.50-00ゾーンが維持されると売りは利食いで、買いは94.15-16や93.70割れをストップに買い下がり。割れても93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。