昨晩も手掛かり中から揉み合いの展開に留まった。本日もサプライズが無ければ、同様な展開が続きそうだ。
金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表、4月30日-5月1日開催分のFOMC議事録が公表されるが、NZ準備銀行は据え置きが想定されるも、RBAの追加利上げの思惑が高まっており、NZでも一定の期待感が残っている。ただ、据え置きや声明にタカ派的な文言が見えなければ、失望の動きもありそうだ。
一方FOMC議事録に関しては、既に市場が上半期の利下げを想定しておらず、想定の内容に留まれば、影響は限られそうだ。
経済指標としては、日本の3月機械受注と4月通関ベース貿易統計、英4月消費者・小売・生産者物価指数と公共部門純借入額、南ア4月消費者物価指数、米4月中古住宅販売件数などが発表される。
大きな材料はないが、日本4月通関ベース貿易統計は、大幅な改善が見えない限り、円買いは出て来ない。また、英国の物価指数は強弱次第も、8月の利下げ思惑が高まる中、弱い結果の方がリスクとなる。一方米4月中古住宅販売件数は、強弱が見えても、相場の反応は限定される見通し。
本日の要人発言の機会が多いが、総じて既に発言内容も織り込みの範囲であり、相場が反応することはなさそう。その他株式関連では、エヌビディアの決算発表が大きな焦点。一部にエヌビディアに関しては、投機的な過熱感が高まっており、決算内容が良い結果となるも、その後利食いが強まるなら、大きな波乱要因となることは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して156.78まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、156.78を前に、上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めても、158円越えをストップに売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、155.85を前に下げ渋りでは利食いも、割れるなら155.25を前に利食い優先から買い下がりで、買っても割れるなら止めて、更に153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.0895を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0836-43の維持では売りは利食いも、買いはできれば1.0760割れをストップに、1.08前後まで買い下がり。割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2727まで反発も上値追いは避けたい。上値は1.2727が押さえると売り狙い。超えても1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2643-46や1.26を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買ってもこのストップは1.2580割れ。割れても1,2503、1.2423-46、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、169.95まで再反発。上値は、169.95が押さえると売っても、超えるなら止めて171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、169円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは、168.82割れをストップ、割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。
ポンド円は、198.92まで上値を再拡大も、。上値追いも厳しい。反発では慎重に売り場探しとなるが、ストップは198.92や199円越え、超えても199.85や200.55をストップに、順次売り直し場を探したい。下値は、198円前後が維持されると売りは利食いで、買いのストップは197.38割れ。割れても197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.57まで反発。上値は104.57が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、104.95をストップに売り直しとなる。下値は、103.63や103.00が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは102.81割れ。割れるケースからは、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、95.62まで上値拡大も、上値追いも厳しい。上値は、95.62をストップに売場探し。超えても96円をストップに売り直し。下値は、94.50-00ゾーンが維持されると売りは利食いで、買いは94.15-16や93.70割れをストップに買い下がり。割れても93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。