昨晩は、若干揉み合い気味の展開。既にクリスマスを控えて、総じて参加者が様子見ムードとなっていることは、留意しておきたい。
本日の金融政策としては、豪準備銀行の金融政策会合議事録、日銀金融政策決定会合の結果が公表される。
豪準備銀行に関しては、直近声明にあまり変化がなく、同様の内容に留まれば影響は限られそう。一方日銀金融政策会合が、大きな焦点となるが、直近植田総裁が、「年末から来年に向けて、よりチャレンジングに」と発言したことが、早期の政策修正につながっているが、実際今回実施されるかは不透明で、修正がなかった場合の失望的な円売りに注目したい。
経済指標としては、NZ12月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、スイス11月貿易収支、南ア12月先行指数、ユーロ圏11月消費者物価指数・改定値、英11月CBI受注動向調査、加11月消費者・生産者物価指数と鉱工業製品価格・原料価格指数、米11月住宅着・建設許可件数などが発表される。
大きな材料はないが、改定値で影響は限られるがユーロ圏11月消費者物価指数などの弱い結果が続くと、ユーロ売りが出易く、米国の住宅指標は、昨日の12月NAHB住宅市場指数が強かったが、こちらは11月の数値であり、弱い結果が続くと、巻き戻しも想定されそうだ。
戦略としては、ドル円は、140.97まで下値を拡大。ただ、本日は日銀の結果で、再び円売りが強まりそうだ。押し目は140.97をストップに、買い狙い。割れるケースでも、140円割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、143.16-28が押さえると利食いとなるが、超えるケースからは144円や145円方向への反発では売り場探しで、この場合のストップは146.00越えや146.59越えとなるが、こういった上昇では、その直前の下値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
ユーロドルは、1.1009まで再反発も、上値を抑えられる形。下値は、ストップを1.0889や1.0864割れとして買い下がり。割れても1.0800-30での買い直しで、このストップは1.0767-73割れ。更には1.0723-42をストップに買い場探しとなる。上値は、1.1009を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙いで、このストップは1.1009-17越えとなる。
ポンドドルも下値を1.2501で維持して、1.2795まで反発も、上値を押さえられ形。上値は1.2704を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら止めて1.2795をストップに売り直しとなる。下値は、1.2629の維持では利食い優先で、買いはこれをストップまたは、1.2609-12割れとして買い下がり。割れても1.2535-75ゾーンを買い下がって、ストップは1.2500割れとなる。ただ、こういった下落では、それ以前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 157.69まで反発も上値を抑えられる形。下値は、155円方向への調整での買い狙い。ストップは153.85-40割れ。割れても153.14をストップに買い直しを検討したい。上値は、156.31-49が押さえると利食いや売り狙い。超えるなら止めて、157.49-69をストップに売り直し。更に超えても158.38-58まで売り場探しで、ストップは159.12や159.44越えとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながら対応したい。、
ポンド円は、反発も184.33が上円を押さえ、下落が178.33まで拡大も、これを維持する形。次のこういったブレイクが焦点となるが、下値は、179.83をストップに押し目買い、割れても178.33をストップに買い直しとなる。上値は、181.75が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても売り場を探して、ストップは183.15越え。超えても184.33、更には185.07、186.07-34などをストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先したい。
豪ドル円は、反発が96.15で抑えられる形。上値はこれが押さえると利食いや売り狙い。超えても97.18をストップに売り直しとなる。下値は95.00-50ゾーンが維持されると利食いや買い下がりで、このストップは94.57-73割れ。割れても93.73割れをストップに買い直しとなる。
NZD円は、反発が89.66でCapされており、89.11が押さえると利食いや売り狙い。超えても89.66をストップ、更に90.06や90.91をストップに売場探しとなる。下値は88.00-50ゾーンでの利食いや押し目買いで、このストップは87.68-85ゾーン割れ。ただ、割れるケースからは調整が87円まで広がる可能性が残っていることは注意だが、この場合の買いは86.79割れをストップに検討したい。