今日の裏読み、表読み(2023/11/28)

昨晩は、休暇明けムードもあって、総じて様子見気味や揉み合いの展開に留まった。本日も大きな材料はなく、同様な展開が想定されるが、ただ、月末に向けたフローの動きには注意して対応したい。
 経済指標としては、豪10月小売売上高、独12月GfK消費者信頼感調査、仏11月消費者信頼感指数、米国では、9月・第3四半期住宅価格指数、9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、11月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、11月リッチモンド連銀・製造業総合指数とダラス連銀・サービス売上高指数などが発表される。
 注目としては、昨日の新築住宅販売件数の弱さが意識されており、本日の米住宅指標やセンチメント指数の悪化が見えた場合、米長期金利を更に押し下げるリスクは留意しておきたい。
 米英ユーロ圏の要人発言の機会も多いが、発言自体にサプライズが少なければ、影響は限られそうだ。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、147.15まで値を下げたが、これが維持される形。次のこの上下のブレイクまでは、揉み合いを想定して対応したい。上値は149.08-13、149.71-75が押さえると売り狙い。超えるケースからは、150.00、150.77、151.43、151.91と順次戻り高値をストップに売り直し場を探したい。下値は、148.55が維持されると利食いで、割れても148.00、更には147.15割れを順次ストップに買い下がりとなる。売りも買いも、それぞれ上げ渋りや下げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。 
 ユーロドルは、1.0965まで上値を拡大も、上値を抑えられる形。上値は、1.0960-65が押さえるとこれをストップに売り狙い。超えても1.10越えをストップに売り直し。ターゲットは、1.0925,1.0887-95が維持されると利食いで、割れるケースでは、は1.0852や1.0825をストップに買い場探し。また、もし、1.0825を割れても、1.0800前後から慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2625まで上値を拡大。上値は、これをストップに慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2595-00の動向次第。維持では買い戻しとなるが、割れるケースからは、1.2523-47を前に下げ止まりでは利食いや買い狙い。買いは割れるなら止めて、1.2450割れをストップに買い直し。更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れ。または1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が161.25を維持する形。上値は、163.72越えや164.31をストップに売り場探し。下値は、162.48-54ゾーンが維持されると利食いで、割れるケースでは、162.10を前に、利食いや買い狙い。割れるなら止めて、再度161.25割れをストップに、買い場探しとなるが、こういった下落では、反発が限定されるなら、利食いを優先しながら対応したい。 
 ポンド円は、188.67まで上値を拡大も更なる展開とならず、反発ではこれが押さえるなら売り狙い。ターゲットは、187.34を前に下げ止まりでは利食いや買い狙いとなるが、このストップは187.10割れ。割れるケースでは、186.21-44が維持されると買いもこれをストップ、更には185.64や184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.59から調整を96.84で維持して再反発も、上値追いは厳しく、98.55-59をストップに売場探し。ターゲットは、97.82が維持されると利食い、買いは維持を見て対応も、割れるなら止めて、再度97.56-67をストップに買い場探し。割れても96.83や96.04-37割れをストップに買い直しとなる。NZD円は、再度91.20に迫る上昇も、更なる展開とならず、上値は91.03-20をストップに売り狙い。ターゲットは、90.00-28が維持されると利食いで、割れても89.50まで利食いや買い下がりで、ストップは89.19や88.93割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。