昨晩は、東京・NY市場の休場で、保合気味の展開に留まった。本日もNY市場は、感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となること、また週末もあって、同様に様子見ムードの展開が続きそうだ。
経済指標としては、日本の10月全国消費者物価指数と9月景気先行指数・改定値、英11月GFK消費者信頼感調査、独第3四半期GDP・改定値と11月ifo企業景況感指数、スイス10月非農業部門雇用者数、メキシコ第3四半期GDP・確定値、加9月小売売上高、米国では、11月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、加10月財政収支などが発表される。
注目としては、日本の10月全国消費者物価指数は、四半期の値上げシーズンからは強い結果となりそうだが、恐らく影響は限られそう。独第3四半期GDP・改定値と11月ifo企業景況感指数は、弱い結果がリスク、米国の11月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、強い結果見えそうだ。
その他直近上昇を強めているNY株価や低下を見せている米長期金利などに、ポジション調整の動きが出るか留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、147.15まで値を下げたが、これが維持される形。ただ、更に上値追いは避けたい。上値は149.75が押さえると売り狙い。、超えるケースからは、150.00、150.77、151.43、151.91と順次戻り高値をストップに売り直し場を探したい。下値は、148.80の維持では利食い、買いもこれをストップ、また割れるケースでは、148.59、148.00、更には147.15割れを順次ストップに買い下がりとなる。売りも買いも、それぞれ上げ渋りや下げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。
ユーロドルは、1.0965まで上値を拡大も、上値を抑えられる形。下値は1.0852や1.0825をストップに買い場探し。上値は、1.0931が押さえると利食い、売りもこれをストップ、超えても1.0965越えや1.10越えをストップに売場探しとなるが、しっかりと利食いながらの対応となる。また、もし、1.0825を割れても、1.0800前後から慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2573まで上値を拡大。上値は1.2573や1.26越えをストップ、慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2478-1.2504ゾーンが維持されると利食いで、この位置での買い下がりは、1.2450割れをストップ、割れるなら1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れ。更に割れるケースでも慎重に1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が161.25を維持する形。上値は、163.57-61越えや164.31をストップに売り場探し。下値は、162.10-48ゾーンが維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れても161.25割れをストップに、買い場探しとなるが、こういった下落では、反発が限定されるなら、利食いを優先しながら対応したい。
ポンド円は、188.30で上値を押さえられて、下値を184.46で維持する形。上値は188.01や188.30越えをストップに、売り場探し。下値は186.21-44が維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れて185.64、更に184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.59まで上値を拡大も上値が抑えられる形。上値は、98.33や98.59をストップに売場探し。ターゲットは、97.56-67ゾーンが維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れても96.83をストップに押し目買い。更に割れるなら止めて、ストップを96.04-37割れとして買い直しとなる。NZD円は、91.20まで上値を拡大もこれが上値を抑える形。、上値は90.78や91.20をストップに検討する形となるが、ターゲットは、90円前後、89.50まで利食いや買い下がりで、ストップは89.19や88.93割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。