今日の裏読み、表読み(2023/11/23)

昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となったが、引き続き日替わり的な動きが見えていることは留意しておきたい。
 ただ、本日は、東京市場やNY市場休場が、休場となることで、動意に薄い展開が想定されることは注意しておきたい。
 金融政策としては、スウェーデン中銀、トルコ中銀、南ア準備銀行が政策金利、10月26日の開催分のECB理事会の議事録が公表される。
 南ア準備銀行は、据え置きが想定されている。スウェーデン中銀とトルコ中銀は、引き上げが想定されているが、想定の範囲に留まれば影響は限られそう。また、ECB理事会の議事録では、利上げ支持者が少数となり、今後の当面の金利据え置き姿勢が、示されるとユーロ相場を圧迫しそうだ。
 経済指標としては、ノルウェー第3四半期・月次GDP、仏11月企業景況感指数、ユーロ圏各国の11月製造業とサービス業PMI・速報値、英11月製造業とサービス業PMI・速報値などが発表される。
 注目は、ユーロ圏英の11月製造業とサービス業PMI・速報値となるが、強弱差が見えた場合、特にユーロポンド相場などに反応が出るか注目したい。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、147.15まで値を下げたが、これが維持される形。ただ、更に上値追いは避けたい。上値は149.75が押さえると売り狙い。、超えるケースからは、150.00、150.77、151.43、151.91と順次戻り高値をストップに売り直し場を探したい。下値は、148.59、148.00、更には147.15割れをストップに買い下がりとなる。売りも買いも、それぞれ上げ渋りや下げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。 
 ユーロドルは、1.0965まで上値を拡大も、上値を抑えられる形。下値は1.0852や1.0825をストップに買い場探し。上値は、1.0965越えや1.10越えをストップに売場探しとなるが、しっかりと利食いながらの対応となる。また、もし、1.0825を割れても、1.0800前後から慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2560まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.2560や1.26越えをストップ、慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2445-50の維持では利食いや買いも、割れるなら止めて、1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れ。割れるケースでも慎重に1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても、1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が161.25を維持する形。上値は、163.57-61越えや164.31をストップに売り場探し。下値は、162.10が維持されると利食いで、買いもこれをストップ、割れても161.25割れをストップに、買い場探しとなるが、こういった下落では、反発が限定されるなら、利食いを優先しながら対応したい。 
 ポンド円は、188.30で上値を押さえられて、下値を184.46で維持する形。上値は187.03-20ゾーン、188.01や188.30越えをストップに、売り場探し。下値は186.21や185.64が維持されると利食いや買いも、割れるなら止めて、184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.59まで上値を拡大も上値が抑えられる形。下値は96.83をストップに押し目買い。割れるなら止めて、ストップを96.04-37割れとして買い直しとなる。上値は、97.94が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えるケースでは、98.33や98.59をストップに売場探し。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。NZD円は、91.20まで上値を拡大もこれが上値を抑える形。下値は89.19や88.93割れをストップに買い狙いから、ターゲットは、90.13-23ゾーンが押さえると利食い優先で、売り狙いは90.78や91.20をストップに検討する形となるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。