昨晩は、大きな材料に薄い中、ドル売りや円買いが優勢となった。今週週末には、米感謝祭が控えており、ポジション調整の動きが優勢となった形。本日も同様な動きが続くか注目となる。
金融政策としては、11月7日開催分の豪準備銀行・金融政策会合議事録、10月31日-1日開催分のFOMC議事録が公表される。豪準備銀行も、FOMCもこの会合後、今後の利上げ停止の可能性が取り沙汰されたが、議事録では、引き続きタカ派の姿勢が続く可能性が高く、相場の巻き戻しリスクを考慮して対応したい。
経済指標としては、スイス10月貿易収支、英10月公共部門純借入額、加10月消費者物価指数と新築住宅価格指数、米国では、10月シカゴ地区連銀全米活動指数と中古住宅販売件数などが発表される。
大きな材料はないが、加10月消費者物価指数、米国の10月シカゴ地区連銀全米活動指数と中古住宅販売件数などの強弱次第で、相場が一定の反応を示しても、影響は限られそうだ。
戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、利食いが優勢となっている。既に年末に向けて、今年のドル買いにポジション調整の動きが出易いことは留意しておきたい。早期は148.10ストップに買って、ターゲットは、148.69が押さえると利食い優先。超えても149.21や150.00の戻り高値を前に、上げ渋りでは利食いで、売りもこれをストップに検討される。ただ、売りのターゲットは、その直前の安値維持や押しが甘ければ買い戻しながら対応したい。また、148.10を割れるケースでは、147.27をストップに、147円ミドルまで買い下がるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
ユーロドルは、1.0952まで反発を拡大。ただ、上値追いも厳しく、この位置からは1.10越えをストップに売場探し。ターゲットは、1.0913-19が維持されると利食いも、割れるケースからは、1.0850まで買い戻し場や買い場を探して、ストップは1.0823-32割れ。更に割れるケースでは、1.0800前後から慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2518まで上値を拡大。ただ、上値追いは避けたい。上値は1.2548や1.26越えをストップ、慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2445-62が維持されると利食い優先で、買いはこういった位置から1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れ。割れるケースでも慎重に1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても、1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が161.78まで拡大。ただ、突っ込み宇井rは出来ず、早期はこれが維持されると買っても、割れるなら止めて、再度160.43割れをストップに、161円方向への調整では買い下がりとなる。上値は、163.57-61を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても164.31をストップに売り直しとなる。
ポンド円は、188.30で上値を押さえられて、下値を184.64まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ずに、早期はこれをストップに買い狙い。ターゲットは、186.80を前に上げ渋りでは利食い優先。売りもこれをストップ。また、超えても187.06-20ゾーン、更に超えても188.01や188.30越えをストップに、売り直しとなるが、ターゲットは、下げが甘ければ利食いながらの対応となる。
豪ドル円は、98.59まで上値を拡大も上値が抑えられる形。早期は96.93割れをストップに買い狙い。割れるケースでは、ストップを96.04-37割れとして買い直しとなる。上値は、97.74-76が押さえると利食いで、超えても上値は、98.33や98.59をストップに売場探し。ただ、こういった売りのターゲットは、96.93を前に下げ止まりでは利食い優先となる。NZD円は、91.20まで上値を拡大もこれが上値を抑える形。早期は89.28割れをストップに買い狙いから、ターゲットは、89.93-90.23ゾーンが押さえると利食い優先で、売り狙いは90.78や91.20をストップに検討する形となるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。