今日の裏読み、表読み(2023/10/27)

昨晩は、ドルに売り戻しが優勢となった。大きな動きではないが、引き続き日替わり的な動向が続いていることは、留意しておきたい。また本日は既に週末であり、週末のポジション調整の動きや月末を睨んでフローの動きも注目したい。
 経済指標としては、日本の10月東京都区部消費者物価指数、豪第3四半期卸売物価指数、中国の9月工業企業利益、仏10月消費者信頼感指数、米国では、9月個人所得と消費支出や10月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値などが発表される。
 注目としては、日本の10月東京都区部消費者物価指数は、強い結果を示しても影響は限られそう。また豪第3四半期卸売物価指数は
強弱次第、米国では、9月個人所得・消費支出や10月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が焦点となるが、昨晩の米GDPが強い結果となるも、ドル買いは限定されており、今日も米長期金利や株価の動向次第となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、150.78まで上値を拡大。ただ、引き続き上値追いは出来ずに、150.78や151円越えをストップに売り場探し。ターゲットは、介入がない前提で、150円前後の維持では利食いで、下落での押し目買い戦略は、149.32割れをストップに値幅を取って買い下がり、割れるケースでは148.84割れをストップ、更に割れても148.16-43割れとして買い直しとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0695まで反発も更なる展開とならず、反発では1.0596-1.0607をストップに売り狙い。超えても1.0695、更に1.0737をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.0506-17ゾーンの維持では利食いや買いも、割れるなら止めて1.0500の維持では買っても、このストップは1.0483-96割れ。またできればストップを1.0448として買い下がりが良いが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルは1.2338まで反発から1.2070まで下値を拡大。上値は1.2157や1.2176が押さえるとこれをストップに売り狙い、超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.21前後の維持では利食いや買いも、ストップは1.2070割れ。割れても1.2038割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は159.92まで反発も上値を抑えられる形。反発があれば159.92をストップに売り狙い。ターゲットは、158.29や157.68を前に下げ止まりでは利食いで、買いもこれをストップ、割れても157.05をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。 
 ポンド円は、183.82から調整を180.86-30ゾーンで維持では再反発も更なる展開とならず、反発があれば183.76をストップに、売り場探しからターゲットは、181.60が維持されると利食い優先。買いはこれをストップ、割れても180.86-181.30ゾーンが維持されるいと利食いや買いも、割れるなら止めて、179.57をストップに買い直しを検討するが、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。 
 豪ドル円は、95.90まで反発後も調整を深める形。反発では、95.90をストップに売り上がって、ターゲットは、94.06-25ゾーンや93.93の雲の下限が維持されると利食いや買い狙い。買いのストップは近めなら93.80割れ、または、93円割れと設定できるなら、値幅を置いて買い下がる形も想定したい。ただ、調整が大きくならなら反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。
 一方NZD円は、直近安値圏を割れる動きも、追いかけて売るのは避けたい。ただ、戻りは重く、早期は87.69をストップに売場探し。超えても88.59-70ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、86.79が維持されると利食いで、買っても割れるなら止めて、86.16-30ゾーンをストップ、または値幅を置いて、86円まで買い下がるならストップは85.79割れ。ただ、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。