昨晩はドルに買い戻しが出たが、やはり日替わり的な動きであって、本日も大きな米経済指標もなく、
金融政策としては、カナダ銀行が政策金利を公表する。想定は据え置きであり、これは織り込みの範囲。また、今後もインフレの状況次第で、再利上げの可能性を示唆すると見られるが、これも想定範囲であり、サプライズがなければ影響は限られそうだ。
経済指標としては、豪9月・第3四半期消費者物価指数、日本の11月先行指数・改定値と9月スーパー販売額、トルコ9月設備稼働率と製造業信頼感指数、独10月ifo企業景況感指数、仏第2四半期失業者数、米国では、MBA住宅ローン申請指数、9月建設許可件数・改定値と新築住宅販売件数などが発表される。
注目としては、豪9月・第3四半期消費者物価指数や独10月ifo企業景況感指数の予想比での結果次第。ただ、昨晩のユーロ圏のPMIが弱かったことで、ifo企業景況感指数が強い結果がサプライズ的となり易い。
その他特に要人発言もなく、入札に絡めた米長期金利や株価の動向に、一喜一憂する形が続きそうだ。
戦略としては、ドル円は、早朝に一時150円台を再トライも、更なる展開となっていない。引き続き上値は、150.11-16をストップに売り狙い。超えても150.50や151円越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、直近安値となる149.32が維持されると利食い、割れても148.84を前に下げ止まりでは、利食いや買い狙い。割れてもストップを148.16-43割れとして買い直しとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0695まで反発も更なる展開とならず、反発では1.0695をストップに売り狙い。超えても1.0737をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.0565-83の維持では利食い、割れるなら1.05ミドルから1.0500方向への調整での買い下がりで、このストップは1.0483-96割れ。またできればストップを1.0448として買い下がりも検討されるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ポンドドルも、1.2049から1.2338まで反発後、1.2090で下値を支えて、1.2289まで再反発も更なる展開とならず、上値はこれをストップに早期は売り狙い。超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2143が維持されると利食い、割れても1.2091割れをストップ、更に1.2038割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
一方クロス円では、ユーロ円が159.92まで反発も上値を抑えられる形。ただ、押し目では買いが入り易く、下値では158.34や157.68割れをストップに買い場探しとなる。割れても157.05をストップに買い直し。ターゲットは、159円ミドルが押さえると利食いで、この位置から売り上がって、ストップは159.92や160円越えで対応も、下げ止まりではしっかりと利食いながらの対応となる。
ポンド円は、183.82から調整を180.86-30ゾーンで維持では再反発も更なる展開とならず、下値は181.18-30ゾーン割れをストップに買い場探し。割れても180.86割れをストップ、更に割れても180.45や179.57をストップに買い直しを検討したい。ただ、ターゲットは、183円から183円ミドルが押さえると利食い優先で、売りも検討されるが、売りのストップは183.76越えとして、この売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。
豪ドル円は、94.06から95.67まで反発後は、このレンジで推移。次のブレイクまでは、このレンジでの逆張りが想定されるが、上値は、95.38-67ゾーンをストップ圏に売場探し。ターゲットは、94.06-32を前に、利食い優先から買い下がりもこれをストップに検討したい。一方NZD円は軟調が続いており、安易に買えるかは不透明も、87.07-10が維持されると買っても、87円をしっかりと割れるなら一旦止める形。ターゲットは、87.81-00ゾーン、85円ミドルが押さえると利食い優先や売り狙い。売りのストップは88.59-70越え、超えても89.94をストップに反発では売り場探しも、ターゲットは、こういった反発では、下げが甘ければ利食いを優先しながら対応したい。