今日の裏読み、表読み(2023/10/23)

今週は、各国のPMIや米GDP、ECB理事会や月末のフロー、中東の懸念、加えて来週のFOMCを睨んだ展開となるが、焦点は引き続き高止まりが続く米長期金利や軟調な株価の動向が注目となりそうだ。
 本日の経済指標としては、米10月シカゴ地区連銀全米活動指数、ユーロ圏10月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 月曜日で動意に欠ける中、大きな材料もなく、米10月シカゴ地区連銀全米活動指数やユーロ圏10月消費者信頼感・速報値の結果で、一定の動きがあっても、動意は限定されそうだ。
 また、先週末からFRBがブラックアウト期間入りとなりっており、本日は要人発言の予定もなく、株価や米長期金利に、大きな動きがなければ、為替市場では、揉み合いに留まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、早朝に一時150円台を再トライも、更なる展開となっていない。引き続き上値は、150.16をストップに売り狙い。超えても150.50や151円越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、直近安値となる149.49-69が維持されると利食い、割れても148.84を前に下げ止まりでは、利食いや買い狙い。買いのストップは148.84割れ。割れてもストップを148.16-43割れとして買い直しとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0640まで反発も、更なる展開とならず。反発では1.0640や1.0672-74をストップに売り狙いとなる。ターゲットは、1.0550-65ゾーン、割れても1.0500-20ゾーンが維持されると利食や買い狙い。ストップは1.0483-96割れ。できればストップを1.0448として買い直しが良いが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルも、1.2049から1.2338まで反発に更なる展開とならず、反発では、1.2212-20をストップに売り狙い。超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2114-36ゾーン、割れても1.2100前に下げ止まりでは、利食い優先で、買いのストップは1.2091割れ。割れても1.2038割れをストップに買い直しとなる。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円は、まちまちの展開も、3日の一時の急落からは反発も限定されている。ユーロ円は、反発では、158.94や159円越えをストップに売り狙い。ターゲットは、158.20-40、158円前後の維持では利食いで、この買いのストップは、157.68割れ。割れるケースでは、157.05割れをストップに買い狙い。更に割れても156.51や155.76割れをストップに順次買い直しを検討したい。 
 ポンド円は、183.82まで反発も、その後は調整気味。戻りでは182.82-95ゾーンをストップに売り狙い、超えても183.82をストップに売り直し。ターゲットは、181円ミドルの維持では利食いも、割れるなら181円方向への調整での利食いや買い下がりで、このストップは180.86割れ。更に割れても180.45や179.57をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 豪ドル円も、反発が限定されており、95.17をストップ、超えても95.67-84、更に96.93の高値をストップに売り直しで、ターゲットは、94.05-32ゾーンが維持されると利食いで、維持なら買っても、割れるなら止めて、93.65割れをストップに買い直しを検討してみる形。またNZD円も、91.21の高値を前に、88.59-70、89.94で上げ渋っており、これらをストップに反発では売り狙い。ターゲットは、87.12の維持では買い戻し、買いはこれを割れてから、87.07をストップに買い戻しや買い狙いとなる。