週末は弱い雇用統計にも、総じて方向感は出ない展開に留まった。
また本日は米国のレイバーデーで、動意に薄い展開に留まりそうだが、例年レイバーデーを明けると、トレーダー達が本格的に活動し始める。年末に向けて一定の方向感が出てくるか注目の週となることは、留意しておきたい。
本日の経済指標としては、NZ第2四半期輸出・輸入価格、豪7月企業税引き前利益・総利益と企業在庫、独7月貿易収支、スイス第2四半期GDP、トルコ8月消費者・生産者物価指数などが発表される。
注目度の高い指標はなく、トルコの物価指数を除くと影響は限られそう。トルコに関しては、前回中銀が久々に強気の利上げを実施しているが、こういった影響は直ぐに出ないことから影響は限られそうだが、少なくとも物価の上昇に落ち着きが見えた場合、好感される展開も想定しておきたい。
要人発言としては、ラガルドECB総裁の発言が予定されているが、新味に薄い発言に留まれば影響は限られそうだ。
戦略としては、ドル円は、147.37を高値に、144.45まで調整もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく、上値は146.2954が押さえると売り狙い。超えても147.37をストップに売り直しとなる。ターゲットは、135.32-71ゾーンが維持されると利食いで、買いはこういった位置から145円前後、144円後半を買い下がって、ストップは144.45割れとなるが、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0766で維持して、1.0945まで反発も、再び売りの押される展開。ただ、突っ込み売りは出来ず、1.0766-72が維持されると買い狙いも、割れるケースでは、1.07を睨んで買い場を探して、ストップは深めの1.0635割れで、買い下がりの余裕を持っての対応となる。上値は、1.0828が押さえると利食い優先で、この位置からの売り上がりは、1.0882をストップ、超えても、1.0945をストップに売り直しとなるが、ターゲットは、下げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。
ポンドドルも、1.2548まで下値を維持して、1.2747まで反発も更なる展開とならず、上値は1.2713や1.2747越えストップに売り狙い。超えても1.2800-18、1.2885をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2548-78ゾーンが維持されると利食いで、押し目買いもこれをストップに対応となる。この買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、23日や25日の安値が支え、上昇も30-31日の高値が抑える形。この上下をストップに、動きがあれば逆張りをして、しっかりと上下で利食いながら対応したい。