今日の裏読み、表読み(2023/08/28)

先週末は、パウエルFRB議長の発言が、想定通りの内容に留まったことで、大きな動きは見えなかったが、今週は、米個人所得やPCEデフレーター、8月雇用統計の発表を控えており、結果次第で荒れた展開も想定して対応したい。
 ただ、本日はロンドン市場が、サマーバンクホリデーで休場。参加者の減少や様子見ムードが残り、経済指標としても、豪7月小売売上高、日本の6月景気先行指数・改定値、米8月ダラス連銀製造業業況指数しか発表はない。総じて揉み合いを前提とするが、2年と5年の米国債の入札が実施されることで、結果を受けた米長期金利の動向や株価には、引き続き注意が必要となる。

 戦略としては、ドル円は、146.63まで上値を拡大。上値追いは出来ず、早期は147円越えをストップに、売り上がりを検討して、ターゲットは、146.00-20ゾーンが維持されると利食いで、割れても145.67が維持されると利食いや買い狙い。ストップは145.67割れとして、再度145円ミドルから145円前後、144円後半まで買い下がりとなる。このストップは144.54や144.39を割れるなら止めて、再度買い直し場を探すが、このストップは、144円割れまたは、143.20割れとするなら更なる買い下がりでの対応となる。またこういった買いのターゲットは、146.63を越えるような展開とならない限り、利食いを優勢したい。
 ユーロドルは、下値を1.0766まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、これが維持されると早期は、買い下がりでこのストップは1.0733割れでの対応。ターゲットは、1.0842が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.0877、1.09031-35を前に利食いやこれをストップに売り狙い。ターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2548まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。早期はこれが維持されると買いも、ストップを1.25割れなどで対応したい。ターゲットは、1.2655-00が押さえると利食いや売り狙い。ストップは1.2734や1.2765越え。更に超えても1.2800-18、1.2885をストップに売り狙い。売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 一方クロス円は、高値からの調整も23日や25日の安値が支える形。押し目ではこれをストップに買い狙いで、ターゲットは、25日の戻り高値が押さえると利食いや売り狙い。超えてもユーロ円やポンド円は、22日の高値をストップに売り狙い。オージー円やNZD円は、15-10日の高値をストップに売り場を探しながら、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。