昨晩も米長期金利の上昇や軟調な株価の動きが、リスクオフの動きにつながっており、本日は週末ということで、更に米長期金利や株価の動向に大注意だが、特に軟調が続く株価に関しては、大きな下落がリスクオフの動きにつながる可能性に、留意しておきたい。
経済指標としては、英8月GFK消費者信頼感調査、日本の7月全国消費者物価指数、英7月小売売上高、スイス第2四半期鉱工業生産、ユーロ圏7月消費者物価指数・改定値と6月建設支出、加7月生産者物価指数と鉱工業製品・原料価格指数などが発表される。
米国の指標がなく、相場への影響は限られそうだが、日本の7月全国消費者物価指数は、強い結果が一定の円買いとなるかだが、日銀の早期政策変更の期待感は薄く、影響は限られそう。英7月小売売上高やユーロ圏7月消費者物価指数・改定値は、結果の強弱次第だが、総じて大きな動きには繋がり難い。
戦略としては、ドル円は、146.56まで上値を拡大。一旦調整が見えており、これが上値を抑えるか焦点となる。上値は、突っ込みは避けて、戻りがあれば146.56をストップストップに売り狙い。超えても147円越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、145.62が維持されると利食いも、145.11-31ゾーンの戻り安値を睨んで対応。維持では利食いや買い戻しも、割れるなら145円前後から買い下がりで、このストップは144.39割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
ユーロドルは、下値を1.0857まで下値を拡大、ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は1.0834をストップに、慎重に買い場探し。上値は、1.0919-35が押さえると利食いで、売りは1.0953-60越えをストップ、超えても1.1005や1.1065をストップに売場探しとなる。ただ、こういった反発では、その直前の安値が維持されると利食いとなる。
ポンドドルは、1.2617まで再下落もこれを維持する形。早期は、1.2788をストップに売り狙い。超えても1.2818や1.2885をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.27前後の維持では利食いで、この位置の買いは、1.2673割れをストップ、割れても1.2617をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、引き続きまちまちの展開だが、追いかけるのは危険。直近高値が上値を押さえると売り狙いから、昨日の安値や8月8日の安値維持では利食いや買いとなる。こういった買いのターゲットは、あまり期待せず、上げ渋りではしっかりと利食いながら対応したい。