今日の裏読み、表読み(2023/08/14)

今週は、日本のGDPや中国の指標、英国の消費者物価指数、米FOMC議事録や米小売売上高などが焦点となるが、ほぼ8月中旬で、夏休みムードもピークとなることで、参加者の減少が、相場のかく乱要因となるか注意しておきたい。
 本日の経済指標としては、独7月卸売物価指数ぐらいしかなく、経済指標の影響は限られそう。
 その他では、上昇が続く米長期金利、軟調な株価の動向なども注視しながらの対応となる。

 戦略としては、ドル円は、145.00まで上値を拡大。一過性の上昇が続いており、更に円売りが続くかだが、本日は本邦の連休明けで、仲値に向けてのドル不足が懸念となるが、一方では、明日に米国債償還日や9月決算末に向けた45日ルールの円買いも想定されることで、上値追いは避けておきたい。上値は戻り高値の145.07を越えるか焦点で、これをストップにするか、だまし的な上抜けも想定するなら、145.50越えをストップに、吹き値売りを検討したい。ただ、ターゲットは、144.42-50ゾーンが維持すると買い戻しも、割れるなら144円前後では利食い優先で、ここからは買い下がって、ストップは143.30割れ。割れてもストップを142.83-00ゾーン割れ、更に142.00-50ゾーンで買いを狙って、ストップは141.80や141.51割れでの対応となる。ただ、こういった下落での買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
 ユーロドルは、下値を1.0912で下値を維持して1.1065まで反発も、更なる展開とならず、上値は1.1005をストップ、超えても1.1065をストップに売場探し。ターゲットは、1.0912-29ゾーンの維持では利食いで、また押し目買いも、この位置をストップ、また、1.0912を割れるケースでは、1.0834をストップに買い直しも検討されるが、こういった下落での買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。一方超えるケースでも、1.1150をストップに売り直しとなるが、この売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いとなる。
 ポンドドルは、1.2617を維持して1.2818まで反発も、更なる展開とならず、反発があれば、上値は1,2639をストップ、超えても1.2818、1.2885をストップに売り直し。下値は1.2666が維持されると利食いも、割れるなら1.2617を前に利食い、買いはこれをストップに維持を確認しながらとなるが、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円は、引き続きまちまちの展開だが、上値は直近高値が押さえると売り狙いから、ターゲットは直前の安値維持では利食いや買いも、割れるなら8日や3-4日の安値、割れるケースでは、7月28日の安値をストップに、慎重に買い下がりとなるが、この買いのターゲットは上げが鈍ければ、しっかりと利食いながら対応したい。