昨日は、今週の米物価指数の発表を控えて様子見ムードが続いたが、本日も同様な展開に留まるか注目して対応したい。
経済指標としては、英7月BRC小売売上高調査、日本では、6月全世帯家計・毎月勤労統計調査、6月国際収支と7月景気ウオッチャー調査、豪8月ウエストパック消費者信頼感指数とNAB企業信頼感・企業景況感指数、中国7月貿易収支、独7月消費者物価指数・改定値、仏6月国際収支、加6月貿易収支、米国では、7月NFIB中小企業楽観度指数、6月貿易収支と卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
注目度の高い指標の発表はないが、日本の毎月勤労統計調査では、強い結果が見えた場合、早期の日銀の政策変更の期待感となり易く、中国の貿易収支は弱い結果がリスク、独7月消費者物価指数は、下方修正されるとユーロ相場の上値を押さえそうだ。また、米国では、7月NFIB中小企業楽観度指数などが弱いと、米経済の減速懸念につながることは、留意しておきたい。
その他本日米3年物国債の入札が実施されるが、増額が予定されており、入札の軟調が見えた場合、米長期金利の高止まりが続きそうだ。
戦略としては、ドル円は、143.89の高値からの調整を141.52で維持して反発的。ただ、上値追いも厳しく、142.84をストップに売り狙い。超えても143.89をストップに売り直しとなる。141.52-80ゾーンが維持されると利食い優先。この維持では買っても、割れるなら止めて、140.96-08ゾーンの日足の基準線や転換線での買い狙いで、このストップは140.69割れで対応したい。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。
ユーロドルは、下値を1.0912まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく、1.1042-48が押さえると売り狙い。更に超えても1.1150をストップに売り直しとなるが、ターゲットは、1.0965が維持されると利食いや買いも、割れるケースでは、1.0946への調整での買い直しで、この買いのストップは1.0912-25割れでの対応となるが、こういった下落での買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2617まで下落もこれを維持する形。ただ、上値追いは厳しく、早期は、1.2793-00が押さえると売り狙い。超えても1.2885や1.2996をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2713が維持されると利食いや買い狙いで、この買いのストップは1.26891.2689割れ。更に割れても1.2617をストップに買い直しとなるが、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、7月31日から8月2日の高値からの調整も、8月3-4日の安値が下値を支える形。次のこの上下のブレイクが焦点となるが、基本はこの上下をストップに逆張りで臨みたい。ただ、上方ブレイクがあっても、上値追いは厳しい一方、下方ブレイクが発生した場合は、7月28日の安値をストップに、慎重に買い下がりとなるが、この買いのターゲットは上げが鈍ければ、しっかりと利食いながら対応したい。